こんにちは!熊倉です。
連日のように米価高騰の報道がされています。
コロナ禍におけるウッドショックを思い出します。
数十年安定していた、住宅に使用される構造材が2〜3倍の価格まで急激に高騰し、業界に大きな衝撃をもたらしました。
状況がとても似ています。
違いがあるとすれば、国内では皆が価格の安定に向け耐え忍び、戦っていた事だと思います。
このお米騒動も早く終着してほしいものです。
さて、注文住宅を希望するお施主様、とても『陽当たり』を重視なさる方が多いです。
「どうせ家を建てるなら南向きでしょ!」
そう思っていませんか?
…実はそれ、すべてのケースに当てはまるとは限りません。
■『直射日光』なのか、『明るい空間(採光)』
『陽当たり』というご要望は、家全体を明るい空間にしたいという趣旨が多いです。
その場合、安易に南面だけの採光を設計してしまうと、面する空間以外は採光の少ない部屋ができてしまう結果になりかねません。
■ 南向き神話の落とし穴
確かに、南向きは陽当たりが良くて人気があります。
でも、土地の形や周囲の建物の影、風通しなどを無視してしまうと…
• 夏は日差しが強すぎて室内が暑い!
• 冬でも意外と影ができて寒い!
• プライバシーが保ちにくい!
なんてことも。
■ 陽当たりだけじゃなく「暮らし方」で考えよう
たとえば…
• 朝型の家庭 → 東向きのリビングで朝日をたっぷり浴びると気持ちがいい!
• 夜型や共働き → 西日が入る西向きのLDKのほうが快適なことも。
家は「どう建てるか」ではなく「どう暮らすか」で考えると、間取りや方角の選び方が変わってくるんです。
■ 設計者と話すときのコツ
方角にこだわりすぎる前に、まずはご自身やご家族の【1日の生活パターン】を書き出してみてください。
それをもとに、最適な「光の入り方」「風の通り道」「窓の位置」などを一緒に考えていくことが、満足度の高い家づくりにつながります!
注文住宅は「自分たちにとって最適な家」をつくるチャンスです。
固定観念にとらわれず、暮らしに寄り添った選択をしていきましょう!!